バスの旅

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電車、新幹線、飛行機が出張の際の移動手段なのですが、先日はバスで移動した方が時間も費用もこうりつが良い場所であることがわかり、高速バスで移動することにしました。 

風光明媚な場所ですが、平日でしかも月曜日であることもあって、バスは比較的空いており、ゆったり座れました。 

新幹線にや飛行機と違いバスのまどは大きく、景色を楽しむのには絶好です。 

お天気も良く、窓からの景色は『ゆっくり寝て行こう。』などと不届きな事を考えていた私を一睡もさせてくれませんでした。 

思えば新幹線はトンネルが多く、なかなか外の景色を楽しむことができません。 

大阪から富山に行くサンダーバードでの移動は大好きなコースなのですが、北陸新幹線が出来た為、金沢から富山までの20分程新幹線に乗らなくてはならなくなりました。金沢から富山までの20分程、速くはなったけどトンネルが多くなって少々残念でもあります。(速いほうがいい時もあれば、景色をゆっくり楽しみたい時もあり、困ったのもです。) 

 さて、バスの旅。 

列車の移動と同じく、景色の移り変わりに目がついて行ってくれるだけで心がのんびり。(笑) 

大きな窓はそれだけで開放感があり、価値があります。 

こうべから淡路島。 

鳴門海峡では渦潮を見ることもできました。 

四国の山々と平野は伸びやかで、超贅沢なドライブをした気分になりました。 

日本の田畑が美しいことも再認識しました。 

すでに田植えが終わった田んぼもあり、サワサワと風に揺れている稲は、幼い子供の薄い髪の毛のようで、何とも温かい気持ちになりました。 

秋には黄金色に染まるのですものね。 

命の伸びやかさと、美しさに感動しました。 

おかげさまで、私たちの命があるのですものね。 

なんて、こんなことをしみじみと感じる事ができたのも、バスの速度とバスの大きな窓から見える景色のおかげだと思いました。 

夜行バスはこの歳になると少々辛いのですが、バスの旅、なかなかいいものだと思いました。 

終点の駅に着いた時、トランクに入れた荷物が一つ忘れられていました。 

途中下車した方の荷物だとわかったのですが、お気の毒であると同時に、『同じように景色に見とれちゃってたのかも…。』と思いました。 

う〜ん、ちゃんと届いたかなぁ〜。心配…。