バスで移動中の事でした。
ワンマンバスの運転手さんの真後ろに座ったお爺ちゃん。
運転中の若い運転手さんに話しかけます。
「お城はどこ?」
「お城ですか?お城はまだ先です。」
「そうか・・・。あの木は何という名前?」
「えっ?どの木ですか?」
「あの木!」
「すみません。知りません。」
「知らないの?木の名前ぐらい勉強しときなさい! あの建物は何?」
「すみません。運転中なのでご案内できません。ご容赦ください。」
少し強引なお爺ちゃんでしたが、目上の方を意識した運転手さんの優しい対応に車内のみんなが感心していたようです。
バスを降りた人が口々に、「立派な運転手さんだったよなぁ~。」と言っていたことからもわかります。
建築の現場でも様々な年齢の方が関わります。上下関係や、お客様と請負者の立場を超えて、目上の方を意識した言葉遣いを、昨今特に大切にしたいと思います。