ウグイス

 「ホーホケキョ」 

耳に入ると愛らしくて気持ちがほっこりしますね。 

 姿を見つけるのはなかなか難しいのですが、鳴き声は伸びやかになってよく響きます。 

ウグイスは春というイメージがありますが、ウグイスの鳴き声が上手になるのは、夏前のような気がします。 

よく聞くと、春に聞く鳴き声は、多少、節回しが飛んだり、途中で喉の調子を確認するかのように、鳴くのをやめたり、下手だった個所を繰り返してみたり。 

なかなか練習熱心で微笑ましくなります。 

上手に鳴いた時は思わず心の中で拍手しながら、(上手い!)なんて思うこともよくあります。 

 昔、手乗り文鳥を飼っていた事がありました。 

手の中で眠ったり、手の中で水浴びをしたり、あくびをしたり、心が通じ合っていました。 

教科書の上でダンスを踊ったり、いたずらをするとむくれたり。 

名前を呼ぶと喜んだり、はしゃいだりしました。 

小さな生き物とも心が通じ合う事を幼心に学びました。 

人間だけが大きな顔をして暮らしてはいけませんね。 

小鳥の事を声に耳を傾けて、 

「あっ! 上手になった!」 

なんて、子供と笑いあえるお家がいいなぁと思います。 

うぐいす

セルフ 自分で

※このブログは2020年以前に書かれたものもアップしています

 先日、住宅のモデルルームでインテリアセミナーを開催し、生活者の皆さんの前でお話しさせていただきました。 

今回はカラーコーディネートについて。 

いろいろな実例を挙げ、同じ空間でもこんなにカラーコーディネートによって違う印象になるということや、単調な空間にならないコツなどをお話しさせていただきました。 

雨の中、お子さんと一緒に来てくださったお母さんや、ご夫婦で来てくださった方もいらっしゃって、和やかで楽しいセミナーになりました。 

お子さんは、小学校3年生。将来はインテリアデザイナーになることが夢とのこと。 

私までも嬉しくなりました。はにかみながら、お母さんと一緒に質問もしてくれました。 

セミナーが終わった後、いろいろと質問をいただきました。 

「ソファーを置いたら狭くならないかと心配。」 

「カーテンとブラインドのどちらがいいか迷っています。」 

「ソファーの背を頭がしっかり支えられるタイプにしたいのですが、その配置に困っているのと、圧迫感が出たらと心配しています。」 

「壁の色を今使っている家具に合わせたいのだけれど、結局白が良いのかなと思って冒険できなくて、どうしようかと悩んでいます。」 

「本が多くて、主人は捨てるというのですが、私は大切にしたい。意見が分かれています。」 

「センスがないから、どうしたらいいのかわからない。」 

などなど…。 

皆さんと一緒に対話しながら、「こうしたらいいのでは?」というお話をさせていただきました。 

自分の家を楽しむことって幸せなことですよね。 

ちょっとした事を学ぶだけで、一生もののスキルを身につける事ができたら素敵ですよね。 

自分でインテリアをセルフアテンドしてみる。 

時代はそうなってきていますね。 

皆さんと対話してワクワクしてきました。 

セルフ

試験勉強

※このブログは2020年以前に書かれたものもアップしています

最近のカフェ、若い人がよく勉強している風景に出会います。 

イヤホンして、スマホを置いて、テキストを開いて、ペンをクルクル回して…。 

マーカー出して線を引いて、次々にページをめくって、時々前のページに戻ったり。 

若い人の集中力は凄いなぁと感心します。 

私は本を読んでいるつもりが、集中力がないせいで、知らない間にそんな周りの人の所作が気になって観察してしまいます。 

みんな、何を勉強しているんだろう? 

その先に何を目指しているんだろう? 

その真剣な横顔や、時々空を見つめる表情に、頼もしさを感じます。 

羨んでいるばかりではなく、自分も勉強してみようと一発奮起。 

しかし…。 

うまくいきません。 

目は文字を追っても、頭に入ってこないし、覚えられない。 

こんな事ならもっと昔に…。 

と思っても後の祭り。 

簡単で、易しく、だけどすぐに役に立つ、そんな事なら勉強してもいいんだけどなぁ。 

でも、カフェで若い人に混じって本を開くのはとてもいい気分です。 

宿題をする子供の側で、一緒に本を開く感覚に似ているかもしれませんね。 

試験勉強

忘れ物

自分でも驚いてしまいました。 

本当にビックリ!です。 

「何か忘れていませんか?とお電話がありましたよ?」 

「ん? 何も忘れていませんよ? 何が忘れられていたんですか? 」 

「それを聞いても教えてくれないんです。」 

自分の身体を総点検。 

ハンドバック、資料を入れたバック、お届けするお土産の袋、全てちゃんと両手に持っています。 

「大丈夫。全て持っています。忘れ物はありませ・・・・」 

ここまで言って気づきました。 

 「キャッ! 忘れています! 旅行用の大きなバック!」 

大慌てで空港に戻り、窓口の方にお詫びして、感謝を伝えました。 

もし、気づいて教えてもらえなかったら、もし、それが明日だったとしたら、私は明日の出張をどうやって準備するつもりだったんだろう・・・。思わず真っ青になりました。 

本当にありがとうの気持ちで一杯になりました。 

両手にたくさんの荷物を持っていたので、頭上に入れた旅行用のバックを完全に忘れていたのです。 

ついやってしまう失敗や、うっかりミス、 

こうした事を大変な事になる前に、ちゃんと気づいて教えてもらえるって、本当に助かります。 

気をつけているつもりなのに、あっちもこっちも気をつける事があると、全てを上手くやることは並大抵のことではありませんし、見落としも多くなります。 

自分だけでやろうとするとなかなか上手くいきません。 

家づくりには、自分の見落としをしっかりサポートしてくれる人が必要ですね。 

「あれ?メガネどこやったっけ?」 

「頭の上!」 

笑っていた私が、とうとう笑われる立場になっています。(笑) 

旅行用バッグ

余りもの

 冷蔵庫の中の余りものを見て料理するのが一番楽でいいと思います。 

あれを作ろうなどと気負って買い物をすると、まず、一つか二つ忘れる。 

「あっ、あれを買って来るのを忘れちゃった!」 

もう一度買い物に出かけるのは億劫。痛恨の買い忘れ。 

いろいろ考えて、何とか他のものでごまかすことを考える。 

あれとこれを混ぜたら、似たような味になるかも⁈ 

あれこれと実験室のような有様になった後は、 

「・・・・・。捨てよう・・・・・。」の場合と、 

「案外、いけるかも!」と、舌に自信のないわりに強気の決断。 

しかし、この自信のない強気の決断が後々命取りになります。 

なんとなく・・・は、所詮なんとなく・・・の範囲を出ません。 

ゆるいような、ぬるいような・・・。 

「もしかしたら、ちゃんと作れていたとしてもこんな味?」なんて、とんだトバッチリをかけていることにも気づかず、あれやこれやと更に調整という名の元に冷蔵庫にある調味料を手当たり次第に混ぜ込んで、出来上がり。 

「うむ。これなら食べられる!」 

美味しいかどうかよりも、食べられるかどうかになっている時点で既にダメですよね。 

きっと似ても似つかない料理になっているのでしょう。 

そもそも、痛恨の買い忘れが原因ですが、食べてる頃にはそんなことは忘れてしまい、 

かわいそうに、食べる家族は、もともとこういう料理だと思って食べる。 

片付けをする段になってやっと、「違うんだろうなぁ・・・。」と一人密かに反省したりして・・・。 

だから最初から気張らずに、冷蔵庫の余りもので作れる技を磨いておきたいと思います。 

簡単なものほど喜ばれます。ちゃちゃっと混ぜただけで褒められます。乗せただけでお洒落と言われます。 

 「余りものには福がある」 

そんな気持ちで今日も「いただきます!」 

簡単ごはん

たき火

 最近、キャンプやグランピングが人気ですね。コロナの影響もあり、戸外で、知ってる仲間同士で遊ぼうということかもしれません。 

昔のハードなキャンプしか経験がないのですが、最近のキャンプや、特にグランピングはとてもおしゃれで、テントの中のインテリアもとっても素敵です。 

女性が行きたくなる気持ちがよくわかります。 

きっと夜が更けるのも忘れて語り合うのでしょうね。 

料理も素敵です。小学校時代のカレーライスオンリーの飯盒炊飯とは違い、チキンソテーや、アヒージョ、マシュマロをあぶったり、カマンベールをあぶったりと、ビールにもワインにもあうおしゃれで大人のメニューもあり、子供たちと一緒に大人たちも楽しめるのが嬉しいですね。 

そして、一番うれしいのが、キャンプファイヤー。たき火ができることでしょうか。 

火の回りに集まり、寄り添ってじっと見ているだけであたたかな気持ちになります。 

言葉がなくても記憶に残る夜になります。 

 家の庭の一角に、たき火のできる小さなスペースをつくるのも良いかもしれません。 

(もちろん、火の始末は最優先で♫) 

焚火

歯の治療

 最近私の周りで歯の治療をしている人が多いことに気づきました。 

昔は歯が痛くなった時や、学校の健康診断で虫歯を指摘された時だけ行く場所だったように思います。 

少し気になることがあり、久しぶりに歯医者さんに行きました。 

全然問題ないと思っていたのに、見えないところで、しかも痛くもない箇所の指摘を受けました。 

「私、定期的に歯医者さんには行きますよ。」 

「私も〜。」   えっ!みんなそうなの? 

更にいいものが出ていて、治療後も見栄えが自然。 

保険適用外になるので、宝石を買う位(?)のお値段がしますが、思い切って「やります!」。 

カタをとったり、歯垢を取ったり、思いもかけず日数がかかります。 

治療も、麻酔をしてくれるので、騒ぐほどの痛さではないのですが、どうも治療後も気分が下がる…。 

ズンとした鈍痛と、まだまだ続く治療と、宝石並みの治療費に、周りに人と励まし合いながら戦っている感じです。 

家もきっとそうなのでしょうね。 

きちんと定期点検をし、悪い所は早め早めに治療を重ねておくことが大切なのでしょうね。 

歯の治療って、掘ったり、削ったり、埋め戻したり、本当に建築と同じだと、口を大きく 

開けて治療してもらいながら考えています。 

歯の治療

マッサージチェア

 オフィスにマッサージチェアがやってきました。 

パソコン作業がずっと続いたり、細かな数字を読んだり、最近のデスクワークは本人の意識以上に身体に負担がかかっているように感じます。 

「肩が凝った~。」という声があちこちから聞こえます。 

マッサージチェアは欲しいけれど大きいし、リビングに置くスペースはない。 

いいものは100万以上するから、手が出ない。 

じゃぁ、ということで、会社でリース契約をすることにしました。 

最新式のマッサージチェアです。 

肩も首も背中も、腰も足も全て、ヒーターで身体を温めながらマッサージしてくれる優れものです。 

いつでも自由に使えるようになっています。 

但し、10分間。 

午前中、午後と使っても構わないというゆるいルールです。 

出先から会社に戻った時。作業が続いて大変だった時。家に帰る前に。 

全員がうまく活用してくれています。 

マッサージチェアが活用されている時は、社内の雰囲気がいい時。 

ピリピリしていて活用されていない時は、社内の雰囲気が良くない時。 

とてもいいバロメーターにもなっています。

オフィス

 

蕎麦

 この歳になってやっとお蕎麦の美味しさに惹かれるようになりました。 

美味しいお蕎麦屋さんは、いいお酒を置いていて、お酒のちょっとしたおつまみも美味しく、食器が洒落ていて、お店の構えもいいものです。 

以前に蕎麦打ち体験をしたことがあります。 

教えてくださる先生がやっているのを見ると、簡単にどんどん均等に麺棒で伸ばしているので、『これならやれそう。』などと思ってしまいました。 

二つのチームに分かれて、同じ材料を、同じ先生に教えてもらい、蕎麦を打ちました。 

あんなに気持ちよくスルスルと伸ばせていたのに、全く思うようにはいきません。 

ちゃんと爪も短くしているのに、伸ばす時に生地に穴を開けてしまいます。 

本当に難しいものでした。 

そして、ゆっくり均等に切り、別々の釜で茹で上げました。 

もっと驚いたのはその後。 

同じ材料で、同じように、初心者の下手もの同士が分かれて作り、同じように同じ時間茹でたのに、なんと、味が全く違うのです。 

本当に驚きました。 

食べ比べをした瞬間、みんなの目がま〜るくなったのを鮮明に覚えています。 

同じようにつくっても、それぞれに『あじ』が出る。 

家も同じですね。 

そば打ち体験

普段のもの

 ベトナムに出張した時のこと。 

ランチをレストランでいただいていたのですが、時間の関係でレストランに行く時間がなくなった日がありました。 

郊外でしたので近くにレストランはありません。 

困っていましたら、スタッフの方が、配達してくれるお弁当をお願いしてくれました。 

しばらくして届いたお弁当は、お弁当と言うより、ケータリングランチとでも言った方がいいような感じで、温かく、とってもいい匂い。 

パラパラとしたベトナム米の炒飯。野菜のガーリック炒め。 

チジミのような卵とじ。牛肉の旨辛煮。海老の岩塩包み焼。などなど、家庭料理がタッパーに入れられて運ばれてきました。 

キュウリとトマトのサラダにつけるスパイシーなお塩がとても美味しくミネラルたっぷりといった感じです。 

『普段のもの』は『時別』にはない、素直でシンプルな率直さがありますね。だからこそ大切なのだと思います。 

ベトナム料理