先日、ちょっとしたことのお礼にご丁寧なお礼状が届きました。筆でサラサラと達筆で書かれたお手紙でした。封筒も便せんも秋の気配を感じる、ススキの絵があしらってあり、封筒を開ける前に手に取ってしみじみと温かい気持ちになりました。
憧れますね~。筆でサラサラと書ける方。美術館、展覧会、お祝いの会、お祝い袋…。いろいろなところで自分の名前を書く時があります。筆に慣れている人は、筆ペンでもとても美しく書かれますね。中には会議のメモも筆ペンで書かれる方がいらっしゃいます。そんなスピードで書けるなんて!…と思いましたが、昔の人はみんな筆でしたものね。
考えてみると、日本の筆記用具は豊富ですね。筆があるだけで表現方法の幅がぐんと広がっていると思います。パソコンに入力して表現された文章に体温は感じられません。(文章には体温を感じますが…。)その点、鉛筆、ボールペン、万年筆など、筆記用具で書かれたものには体温を感じます。手書きでいただいたお手紙は捨てられないですよね。ましてや筆で書かれたお手紙なんて、なおさらです。
ふ~む。
ちょっと硯を出して、墨をすって、筆の練習でもしてみようかなぁ。
墨のいい香りに気持ちも癒されるかも!?です。