小さなおむすび

 小さな女の子と一緒の時間を過ごしました。 

まぁ、なんと愛くるしいことか。 

みんなで食事をしたのですが、彼女はまだ大人が食べるものを食べることはできません。 

でも、お母さんが手作りの小さなお弁当を作って持ってきていました。 

お弁当箱を開くと、小さな小さな丸いおむすびが8個。彼女は先の丸くなったフォークで 

上手に小さな口に運んで、パクリ。 

その度に、周りから「じょうずね~!」と拍手。それがまた嬉しくて、はじけるような笑顔を見せてくれます。 

それにしても、10円玉サイズの丸いおむすび、よく作れたなぁと感心しました。 

彼女があんぐりと開けたお口のサイズにピッタリ! 

パクリ、パクリと食べるその姿のほほえましいこと。 

みんなこうして大きくしてもらったんだねぇと、自分や子供の昔を含め、ほのぼのとあたたかな気持ちになりました。 

「小さいことはいいことだ。」 

人生の後半戦に入った私だから感じる事なのかもしれません。 

小さなおむすび 小川千賀子 ブログ