最近知り合いの方がチェロを習い始めました。
楽器の生身の姿には迫力があります。
ましてや触ることができ、身体の芯に響く音を奏でて自ら聞くことができるのは、厳かな気持ちにさえなります。
こんなお稽古ごともいいものですね。
つい、自分がお習字を習い事とし、毎週お稽古に行っていた時を懐かしく思い返しました。
墨の匂い、半紙の香り、紙の上を筆が滑る音。
全てくっきりと覚えています。
思えば字の書き方を教えていただく以外にも教わった事はたくさんあります。
静座の仕方。姿勢。先生、先輩への口の聴き方。お礼の言い方。片付け、掃除の仕方。書き損じた半紙の扱い方と利用方法。
お稽古事にも日本では昔からSDGsの理念がしっかり盛り込まれていたのですね。
そしてそれは、普段の暮らしの中にも根付いていったのだと思います。
おうち時間が増えている昨今。
さて、私は何のお稽古を始めましょうか♪