冷蔵庫の中の余りものを見て料理するのが一番楽でいいと思います。
あれを作ろうなどと気負って買い物をすると、まず、一つか二つ忘れる。
「あっ、あれを買って来るのを忘れちゃった!」
もう一度買い物に出かけるのは億劫。痛恨の買い忘れ。
いろいろ考えて、何とか他のものでごまかすことを考える。
あれとこれを混ぜたら、似たような味になるかも⁈
あれこれと実験室のような有様になった後は、
「・・・・・。捨てよう・・・・・。」の場合と、
「案外、いけるかも!」と、舌に自信のないわりに強気の決断。
しかし、この自信のない強気の決断が後々命取りになります。
なんとなく・・・は、所詮なんとなく・・・の範囲を出ません。
ゆるいような、ぬるいような・・・。
「もしかしたら、ちゃんと作れていたとしてもこんな味?」なんて、とんだトバッチリをかけていることにも気づかず、あれやこれやと更に調整という名の元に冷蔵庫にある調味料を手当たり次第に混ぜ込んで、出来上がり。
「うむ。これなら食べられる!」
美味しいかどうかよりも、食べられるかどうかになっている時点で既にダメですよね。
きっと似ても似つかない料理になっているのでしょう。
そもそも、痛恨の買い忘れが原因ですが、食べてる頃にはそんなことは忘れてしまい、
かわいそうに、食べる家族は、もともとこういう料理だと思って食べる。
片付けをする段になってやっと、「違うんだろうなぁ・・・。」と一人密かに反省したりして・・・。
だから最初から気張らずに、冷蔵庫の余りもので作れる技を磨いておきたいと思います。
簡単なものほど喜ばれます。ちゃちゃっと混ぜただけで褒められます。乗せただけでお洒落と言われます。
「余りものには福がある」
そんな気持ちで今日も「いただきます!」