100年前からの手紙

 出逢ったその瞬間が忘れられない。 

そんな瞬間、ありますよね。 

一目ぼれと言いますか、ビビビッときた(懐かしいフレーズですね。)と言いますか、とにかくうまく言葉で説明ができない瞬間。 

出逢って以降、ずっとそのことが頭の片隅にあり、時には夢にまで出てくる。 

残念ながら恋愛系ではこうした瞬間に出逢うことにはとんとご縁がありませんが、家との出逢いにはあります。 

先日もそうでした。 

100年前の古民家です。古いです。あちこちダメになっている個所もあります。 

でも、ビビビッときてしまいました。 

かつて住んでおられた方のお話をお聞きするともういけません。 

益々惚れてしまって、寝ても覚めても心に浮かんでしまいます。 

いろいろと手直しをするには相当お金がかかります。 

庭の木々の手入れもしなくてはいけません。 

寒い、暑い、不便だなどと騒いでもいけません。 

でも、まるで100年前からの手紙を受取ったかのように魅せられちゃったんですよね~。 

100年前からの手紙 小川千賀子 ブログ