食事をしながらふと感じました。
「日本の食卓って、おもしろい・・・・。」
何がおもしろいかというと、食器。
陶器。磁器。木。漆。ガラス。竹。籠。
なんと、素材の多いことか・・・・・。
こんなにも多くの素材を食器に使っている国は他にはないですよね。
陶器にしても、いろいろな地域に根差した焼き物があり、形、色合い、柄、とバリエーションは豊富。ろくろで作ったものもあれば、手ひねりでつくったものもありますよね。
小さな箸置きひとつにしても、日本の美意識が細部にまで行きわたり、それだけで食卓が豊かになっているように感じます。
お箸もそうですよね。
黒檀、紫檀、竹、塗り・・・・・。
家族がそれぞれ違う色や形の箸を持ち、お茶碗も、それぞれ自分が好きで選んだものを愛用する文化って珍しいのではないでしょうか。
そんなことをあれこれ考えて、食器だけをテーブルに並べてみました。
いやはや、安く買いそろえただけの食器なのに、なんと「さま」になること。
醤油さし、薬味入れ、お銚子、杯・・・・。
日本の食卓はコーディネートのし甲斐がありますね。