様々な現場で職人さん達とご一緒します。
その度に思うのですよね。
職人さんって、カッコいいなぁって。
黙々と汗をかいてグイグイと仕事をする。
あれこれと変更が出されても、「了解。」の一言。
普通だったら、「えぇ〜?」「なんだよう…。」とか文句が出そうなものですが、
即、作業に入り、さっきまで作っていた箇所をこれまたグイグイ壊してつくり直す。
時間には正確。
休憩はテンポ良く取る。
時にジョークを飛ばす。
きつい時ほど、大きな声で、
「さぁ、やるか!」と気合を入れる。
無理なお願いには、
「それは無理な相談だ。」とやんわり断り、「だけど、こうして良いならやってやれないことはない。」と代案をくれる。
目が合うと、目と目で喋れる気がする。
長い説明はいらない。
道具箱が、昔、往診してくれたお医者さんのように整理されている。
道具箱から、何でも出てくる。
必死に背伸びして取り付けていると、ひょいと後ろから助けてくれる。
重たい荷物を運んでいると、
「いいよ、運んでやるよ。」
何度も助けてもらっている。
最近の現場では女性も大活躍している。
きっと、めちゃくちゃカッコいいんだろうなぁ。
職人さん不足が話題になりますが、
次世代の人達に、この仕事のダイナミックさをもっと伝えていかなくてはと思います。