コンセント編 ~ 失敗しない家づくりに役立つプチ情報
さて、今回は、家づくりの失敗で意外と多い「コンセント」についてのお話をしたいと思います。
新しい家を建てるにあたって、間取りやインテリアデザインにこだわる方は多いと思います。
・・ですが、意外と見落とされがちなのが、この「コンセント」。
いくらおしゃれな家が完成しても暮らしにくい家は、いやですよね。
コンセント問題は、暮らしにくさに直結してきます。
このコンセントの失敗をなくすための基礎知識を身につけましょう!
実際に新しい家での暮らしがはじまってからの、コンセントの失敗談は、後を絶ちません。
協会に寄せられた、コンセントのあるある失敗談を、まずはご紹介いたしますね。
「コンセント」を巡る、あるある失敗談!
コンセント
- コンセントが家具に隠れてしまった!
- お任せでコンセントを付けてもらったけど、部屋の角にあるコンセントは、ほとんど家具に埋もれてしまって・・
リビングが延長コードだらけなの…
-
また家具に埋もれたコンセントは、埃が溜まったり差し込みが甘くなりがちです。差込口付近の埃や差込不足による漏電(トラッキング現象)が、火事の原因になることもあるので気を付けましょう。
- キッチンって、どの部屋よりもコンセントが必要?!
- パパにお願いして、引越しの際に、キッチン家電を買い直したり買い足してもらったの♪
子供とのお菓子づくりが夢で、ハンドミキサーを買ってもらったんだけど、コンセントの位置が低すぎたり、他のキッチン家電に使っていたり…
ワークトップ※にもコンセントを付けてもらえば良かったわ。
※ワークトップ…キッチンにおいて作業台として使用される「天板」のこと。
- ガスコンセント(ガス栓)って・・見落とされがち!?
- 以前の家で購入したガスストーブ。
冬は、足元からあたたまるし、新しいお家でも使おうとおもっていたのに、リビングにガスコンセントがないのよ…
…などなど。
これはほん一部ですが、テレビコンセント問題、子供部屋のコンセント問題など、コンセントに関するお悩みは尽きません。
では、コンセントでこんな失敗をしないためには、どうすればいいのでしょうか
コンセントの種類って???
まずは基礎知識として、「コンセントの種類」について知りましょう。
- 100Vコンセント
- みなさんご存知だと思いますが、住宅で最も多く使われているのが、このコンセントです。
- 200Vコンセント
- 電子レンジ、エアコン、食器乾燥機…等おおきな電源を必要とする電化製品のためのコンセントです。
- TVコンセント
- TVを受信する為のコンセント。TV位置の確認が必要です。
- ガスコンセント
- ガス器具に、ガスを供給する時のコンセント。
- LANコンセント
- 有線でインターネットを使用する際に必要なコンセント。
どの部屋にパソコンを設置するのか、事前に検討しておきたいですね。
設置の際、特に注意の必要な場所は?
次にコンセントを設置する場所です。
プロ任せの標準仕様にしてしまうと、以前お伝えしたような失敗パターンに陥ってしまいますね。
でも最低限、ここだけは注意しておこう!という場所はどこなのでしょう?
- キッチン
- 家の中で特に家電が多い場所は、やはりキッチン。
どこにどんな家電を置いて使いたいのか、事前にしっかり考えておきましょう。
- 廊下、階段
- 廊下・階段は、コンセントが見落とされがちです。
掃除機用として、差し抜きしやすい高さを考えてつけてもよいでしょう。
- パソコン機器周辺
- パソコンを置く場合、本体以外にプリンター・外付けHDD等、電気機器が集まります。
充電にもコンセントが必要なので、コンセントは、多めに設置しておくに越したことはないでしょう。
- 家の外部
- セキュリティ、電飾、お庭の芝刈り機…など、今すぐは必要なくても、今後必要になってくるものもあるので、予めコンセント設置のことも考えておきましょう。
他にもありますが、特に、必要だけど見落としがちな場所をご紹介しました。
このように、実際に生活するあなたが、新しい家での暮らしを意識して考えることは、家を建てる&リフォームする際には必要不可欠です。
「プロ任せの家」ではなく「自分の家」をつくるためには、生活者自身が知識を持っておくことが必要なのです。
家を建てる前に、家づくりに大切なことをきちんと知っておきたい!という方は、是非、この講座を受講してくださいね。
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満足のいく暮らしができるよう、お手伝いできればと思います♪