親孝行
したいと思っていても、なかなかできないのが親孝行。
そもそも、若い頃は血気盛ん。親の言うことも先生の言うことも聞かない。
先輩の話が一番でした。
無我夢中で走っていたら、親が想像以上に歳をとった存在になっていると気付くのですね。振り返る余裕が無かったから仕方ないのでしょうけれど、年をとった親を見つめる自分はどこか良心の呵責のようなものを感じます。
欲しいものはない。
行きたいところもない。
子供に迷惑をかけたくない。
いつまでたっても子供のことが心配。
子供のためになるなら、どんなことも喜んで。
私はそんな父と母のようになれる自信はありません。
でも、できることが一つありました。
父と母が私を育ててくれた、暮らしを守ってくれた『家』を大切にすること。
いいものでは無かったかもしれませんが、若かった父と母が子供のために必死に造り、護った『家』です。
言葉は照れくさくても、想いは通じる。
『家』を大切にすることは、『ありがとう』を伝えること、なのかもしれませんね。