※このブログは2020年以前に書かれたものもアップしています。
お休みの日に実家に帰ってきました。
以前に父が病を患い、そして少し前に母が患ったので気になっていたのです。
嫁いで離れていると(なんて、言い訳ですね。)親孝行の真似事のようなことさえなかなかできずにることを恥ずかしく思います。
新幹線に乗り、駅からタクシーで。
お釣りを頂いて車からおりたとたん、父と母は元気である、とわかりました。
庭の木々が春満載!!!!!
花は咲き乱れ、木々の葉はお日様の光を浴びてピッカピカ!!!
『元気でやってるぞ〜!』という声が聞こえてくるようでした。
思わずホッとして自然にえみがこぼれました。
「ただいま〜」
「おやまぁ、おかえり! おとうさ〜ん!帰ってきたわよ〜!」
内緒で帰ったので、母も驚き、嬉しそうに声が弾んでいます。
「おぉ、帰ったか。おかえり。」
父も嬉しそうにに笑っています。そういえば父はあまり驚いたそぶりはしません。知っていたのかしらん?と思うのは私だけではないようで、母が、
「お父さんは知ってたの?」なんて父に聞いたりしています。
懐かしい我が家。
台所も、洗面所も、階段も何もかもが変わらないままです。
正確にいうと、父と母の年齢に従って手摺がついたくらいでしょうか。
家具は生活の変化によって色々と変わっていますが、『家』は変わっていません。
思うに、『家』は大木のようだと思います。
家族の成長、涙や汗や、ケンカや笑いなどの全てを受け入れて、静かに寡黙に見守りながら家族の安全を守っていてくれている…。
庭の木々も含めてそうなのですね。
『父も母も元気でやってるぞ〜!』という『家』の声、私には確かに聞こえました。